内臓脂肪が多い人は、減量して内臓脂肪を減らすことが第一です。ただし、なかなかやせられない人、太っていないのにアディポネクチンが低い人は、アディポネクチンを増やす成分であるオメガ3脂肪酸、ノビレチン(柑橘類「シークワーサー」に含まれる成分)、βコングリシニン(大豆たんぱくの一種)、少量のアルコール、マグネシウム、食物繊維などを積極的に摂取することをお勧めします。岡部クリニックがお勧めする成分の詳細は以下になります。
亜麻仁油
亜麻の種子から得られる油で、ω-3系脂肪酸のαリノレン酸を多く含んでいます。
αリノレン酸はアディポネクチンを増やすと報告されています。
また亜麻仁(亜麻の種子)に含まれるセコイソラリシレジノールという成分(リグナンの一種)も、アディポネクチンの産生を高めるといわれています。
大豆抽出物
アディポネクチンの発見者である大阪大学の松澤佑次元教授により、大豆たんぱくにアディポネクチンを増やす作用があることを、マウスを用いた実験で明らかにされています。
大豆タンパク中のβ-コングリシニンが内臓脂肪を減らすためと考えられています。
シークワーサー
シークワーサーの果皮に含まれるフラボノイドの一種「ノビレチン」は、
アディポネクチンを増やすことが実験で証明されています。
関連する書籍
『奇跡のホルモン「アディポネクチン」』 講談社 2007年
『100歳まで現役 アディポネクチン長寿法』 実業之日本社 2013年