Tarzanに岡部正院長監修の記事が掲載

自分の目標値を知ったうえでコレステロールと向き合おう。」(監修 岡部クリニック岡部正院長)

2月23日発売のTarzan「内臓脂肪サクッと3週間、皮下脂肪じっくり3カ月」マガジンハウス 58ページから60ページ
監修:岡部正(岡部クリニック院長、医学博士)
詳しい内容は実際のTarzanを読んでいただくしかないのですが、ここでは簡単に内容を抜粋しながら追記して紹介いたします。以下は記事の抜粋です。

自分の目標値を知ったうえでコレステロールと向き合おう。

数年来、論争、混乱が多かったコレステロールの問題は何か?そろそろ整理をしておこう。取材・文/廣松正弘 取材協力/岡部 正(岡部クリニック院長、医学博士) 参考「本気で治したい人のコレルテロール対策」(学研)、「コレステロール値が高いと言われたら読む本」(小学館)!

LESSON  1 コレステロール、基本の「き」。コレステロールはカラダに必要なもの

「コレステロールは毒などではなく、カラダに必要なものなのです。細胞膜の材料になるし、男性ホルモンや胆汁酸の材料にも欠かしません」と語るのは岡部正博士(岡部クリニック院長)だ。
にもかかわらず、検診の結果で悪玉コレステロールが多いやら、善玉が少ないやら。悪玉とされるのはLDL(低比重リポタンパク)で、善玉とされるのがHDL(高比重リポタンパク)だが、この耳慣れない名前、リポタンパクって何だ?
コレステロールを必要とする部位まで運ぶのがLDLで、余ったら回収するのがHDLの役目。
2つのリポタンパクの構造は同じなのに、溜まりすぎがよくないばかりに、配達係がつい攻撃される。
「過剰になったLDLが血管内膜に溜まって、何らかの原因で酸化されると、白血球の一種であるマクロファージの働きも加わり、血管内膜が膨れ上がって動脈硬化が進行します」

LESSON 2 自分の数値をどう見る?基準値に捉われすぎず、家族の病歴なども参考にする。

いままで悪玉のように見られがちだったコレステロール(LDL)だが、2013年アメリカ心臓病学会は、医学的根拠がないことから、コレステロールの摂取制限を撤廃した。
これを追う形で15年、日本でも「日本人の食事摂取基準」にコレステロールの算定を控える旨が記載された。これをはき違えたメディアの一部は、いくらでもコレステロールを摂ってもよいという短絡的な報道を行った。
基準値より低いのに生活習慣病を発症する人もいれば、高めの数値でも元気な人は実際にいるのだ。
「皆さん基準値に縛られすぎです。基準値より自分の目標値を持つべきだと思います。それを考えるうえで最も参考にすべきは遺伝です」
親や祖父母までさかのぼってみて、心筋梗塞や脳梗塞など心血管系疾患を持つ人がいたら、基準値の上限に“引っかかっている”ことに安心せず、もっと下げる努力が必要だ。

LESSON 3 それでも下げたいコレステロール 数値が高めなら、まずは食事の改善と運動の習慣化を。

1. 摂取制限はなくなったけど。

コレステロールは体にとって非常に大切なものだから、万が一にも切らさないよう70~80%は体内で合成される。だから、実をいうと食事の影響は決定的、ではない。が、摂取制限がなくなったからと、脂っこいものをドカ食いすれば、コレステロール(LDL)値も中性脂肪値も跳ね上がる人は確実にいる。「LDL値に最も影響するのは食事です。中でも飽和脂肪酸の多い動物性たんぱく質の食べ過ぎは問題。焼き肉のカルビ、ハム、ソーセージなどの加工肉やハンバーガー、フライドチキン、女性ならデニッシュをはじめとする洋菓子類は要注意です」

2. LDLの害から身を守る食事の仕方は?

LDL値に最も影響するのが食事なら、何を食べれば改善できるか?「これを食べればLDL値が下がるという食材は、ほとんどない。タウリンがLDL値を下げたという報告もありますが、すべての研究者に認められたデータではありません」希望がないかと思いきや、大豆タンパクは数値を少し下げるという。小腸内に大豆タンパクがあると、胆汁がそちらに多く結び付き、脂質の吸収が抑制されるからのようだ。「よくオメガ3系の脂肪酸を推奨する医師、研究者がいますが、LDL値はほとんど下がりません。しかし、最大の問題はLDLの酸化であり、亜麻仁油などのオメガ3は酸化対策にはいい油脂です。他にも抗酸化力を期待できるのはアスタキサンチンの豊富な鮭。レスヴェラトロールの豊富な赤ワインとか」長時間労働に関する議論が盛んだが、長時間のパソコン業務やスマホ漬けからのストレスもLDLを増やす。また、喫煙は確実に数値を悪化させ、酸化を招く。生活習慣の改善も必要なのだ。

3. 運動前にメディカルチェックを。

この運動をしたら、見る見るコレステロールが下がります。そんな運動、あるわけない。だが、  「一般論としては、肥満解消のために有酸素運動を習慣化すること。筋トレをして基礎代謝を高いレベルに保つことはいいことです」、「しばらく運動から遠ざかっていた人は、運動を始める前に必ずメディカルチェックを受けてください。特に危険なのは学生の頃の部活経験者です。自分ではできるだろうと思っていても、当時より体重が10㎏も重くなっていたら、動脈硬化だって進んでいるでしょう。急な運動で血圧が急上昇すれば、心血管系の事故につながる可能性も考えられます」医師のお墨付きをもらったら、いまの筋肉量を維持する程度のマシントㇾから始めてみよう。

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Tarzan No.713 

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